ボクシングもポーカーも稼げない?“好き×稼ぐ”がズレてる人の共通する落とし穴

ボクシングもポーカーも「好き×稼ぐ」で失敗する理由とは?

「好きなら稼げる」は本当か?ボクシングとポーカーにハマる人の心理

「自分の“好き”を仕事にしたい」「どうせやるなら、夢中になれることで稼ぎたい」――これは、かつての自分が信じてやまなかった言葉でした。
でも現実はそう甘くなかった。

ボクシングもポーカーも、「好き×稼ぐ」という理想の代表格みたいに語られます。
華やかな舞台、カッコいい生き方、誰にも縛られない自由なスタイル…。
だけど、調べてみるとそこには“稼げない現実”がゴロゴロ転がっていました。

ボクシングは、プロになったところで年間収入が5万ドル以下の選手が大半。試合のたびに命を削って、身体を壊して、それでいてジム代やトレーナー代で消えていく。
ポーカーも同じ。実力があれば勝てるというより、「ほんの一握りの人だけが稼げる世界」。資金管理ミス、感情プレイ(ティルト)、テーブル選び…勝つための要素は複雑すぎて、ハマったら最後、負け続けて心が擦り切れていく。

そういう情報を知った今、はっきり言えるのは――「“好き”と“稼げる”は、イコールじゃない」ってこと。
むしろ、“好き”だからこそ冷静になれず、稼げないまま突っ走ってしまう。

自分も昔、「好きなことをして自由に生きたい」って夢だけは立派だったけど、その中身も戦略もゼロ。
根性と気合いでなんとかなると思ってた。
気づけば、努力してるのに報われない、“ズレた努力”を何年も繰り返してた。

ボクシングやポーカーに限らず、「好きで稼げない人」には共通する“落とし穴”がある
それに気づけたとき、ようやく現実を変えるスタートラインに立てた気がするんです。

ボクシングで稼ぐことの現実:プロになっても生活できない壁

プロボクサーの収入実態:ファイトマネーの厳しさ

「ボクシングで稼ぐなんて夢があるよね!」
そう思って、プロボクサーに憧れたことがある人も多いかもしれません。

でも、調べてみて愕然としました。
プロボクサーのファイトマネーは、1試合数千ドルが相場。デビューしたばかりの選手は、年間通して見ても5万ドル(約700万円)を超えることすら難しいという現実。
それでいて、試合は年に数回。
「え、それでどうやって生活するの?」と、真顔で思いました。

しかも、そこからジム代、トレーナーへの謝礼、スパーリングパートナー代、交通費、栄養管理…全て自己負担。
実質、手元に残るお金は雀の涙。
情熱だけでやっていける世界じゃないって、痛感しました。

トレーニング費・コーチ代・自己投資が重すぎる

「努力すれば、必ず報われる」
そう信じて、朝から晩までトレーニングに打ち込む姿はカッコいいし、尊い。
だけどその裏には、稼げないまま自己投資だけが積み重なっていく現実があります。

プロボクサーの多くが、試合前に何ヶ月もかけて減量し、身体を仕上げます。
その間、アルバイトどころかまともな仕事なんてできない。
結果が出なければ、試合すら組んでもらえない。

「好きなことに全力投球してるのに、生活はギリギリ」
まさに、報われない努力の典型。

かつての自分も、「スキルを磨けば何とかなる」と信じて、情報商材に何十万もつぎ込んでました。
でも、結果が出ない。理由は明確で、“稼ぐ導線”がなかったから。
ボクシングも、それと同じ構造なんです。

上にいくには「実力」以上に「人気」や「運」も必要?

もう一つ、見落とされがちなのが、「人気商売」だという事実
実力があるのに売れないボクサー、逆にエンタメ要素で試合を組まれる選手…。

スポンサーがつくかどうか、メディア露出があるかどうか、それで年収は数倍変わる。
しかも、そこには「運」や「タイミング」も関係してくる。

つまり、ボクシングで稼ぐには、実力×人気×運の掛け算が必要
それを知らずに、ただ練習だけしていれば報われると信じていたら…
かつての自分のように、「努力が空回りする地獄」にハマります。

これは、ボクシングに限らず「好きなことを仕事にしたい人」が全員ぶつかる壁。
「好き」という気持ちを否定するわけじゃないけど、そこに“稼げる設計”がなければ、現実は変わりません。

ポーカーで稼げるのはほんの一握り:勝率とバンクロールの罠

初心者がハマる典型パターン:感情プレイと資金管理ミス

「ポーカーって、頭脳戦だし、スキルがものを言うゲームだよね?」
そう信じて、かつての自分は調子に乗って無料アプリで勝ちまくってたんです。
「俺、才能あるかも?」って。

でも本物の世界は、まったく別物でした。
ポーカーで稼げない人の共通点は、“感情プレイ”と“バンクロール管理の甘さ”
自分の手札に思い入れがありすぎて突っ込みすぎたり、イライラしてオールイン連発したり、損失を取り返そうとして無理な勝負をしたり…。

冷静に考えればわかるのに、その場になると判断がブレまくる。
これを“ティルト”って言うらしいんだけど、まさに自分もそれでした。

さらに厄介なのが資金管理、つまりバンクロール戦略
調べれば調べるほど、「どれだけ上手くても、資金配分が下手なら破産する」って言われてる。
ポーカーって、勝てるようになっても「稼げる」とは限らないんですよね。
このズレに気づくまで、結構時間かかりました。

実力よりも「テーブル選び」が全てだった?

もうひとつ衝撃だったのが、ポーカーでは「どのテーブルに座るか」でほぼ勝敗が決まるってこと。
「え? 実力の勝負じゃないの?」って思うかもしれないけど、
相手が格上ばかりのテーブルに座ったら、どれだけ頑張ってもカモられるだけ。

つまり、環境次第で、勝てるかどうかが決まってしまう世界
これは、ネットビジネスにハマってた頃の自分と全く同じで、
「戦う場所」を間違えると、いくら努力しても結果は出ない。
焦って行動して、失敗して、また情報商材に飛びついて――そのループ。

ポーカーの世界もそれと同じ。
テーブル選び=マーケット選び、という意味で、稼ぐには視点を変える必要があるってことに気づかされました。

稼ぎがスケールしづらいポーカーの構造的限界

ポーカーで食っていけるのって、一体どれくらいの人だろう?
調べてみると、「月に安定して利益を出せてるのは、ごく一部」「副業ですら難しい」って声が圧倒的でした。

ポーカーで稼ぐ=時間をかけて小さく勝ち続けるという構造。
それはつまり、スケールしづらいということ。
どれだけ頑張っても、収益は伸びにくく、リスクは常に隣り合わせ。

しかも、感情を整え続けること、ひたすら判断し続けることが求められる。
もう、メンタル的に消耗しきってしまうんです。
ポーカーが「夢の稼げる仕事」と言われる裏側には、冷酷な“現実”と“限界”があると痛感しました。

結局、ポーカーで稼げない理由は「実力がないから」じゃない。
そもそも「構造的に稼ぎにくい」仕組みになってるってこと。
ここに気づけたことが、自分にとっての“ズレ修正”の第一歩でした。

「好き×稼ぐ」のズレに共通する3つの落とし穴とは?

1. 戦略不在で“好き”を消耗してしまう

「好きなことなら続けられる」「夢中になれるから、自然と稼げるようになる」
そう思って、がむしゃらに行動したこと、ありませんか?

自分は完全にそのタイプでした。
調べまくって、行動もして、でも…結果が出ない。
気づけば、“好き”だったはずのことが、プレッシャーに変わっていたんです。

その原因は明確で、「戦略がなかった」から。
ボクシングにしろ、ポーカーにしろ、どれだけ好きでも
「稼ぐための仕組み」「勝てる土俵」がなければ、ただの消耗戦。

大事なのは、「好き」を活かすためにどう設計するか。
好きなことをする=自由にやっていい、ではない
そこに稼げる構造を組み込まないと、いずれ苦しくなる。

この視点を持てるかどうかが、「好き×稼ぐ」で生き残れるかどうかの分かれ道だと、身をもって知りました。

2. 他人の目を気にする“古い燃料”で動いている

「自分に向いてるかわからないけど、誰かに認められたいからやってる」
「結果を出さなきゃ恥ずかしい」
そんな感情、ありませんか?

自分はまさにそれでした。
ずっと、他人の目=行動の燃料だったんです。
でもそれって、続かないんですよね。
最初はモチベーションになるけど、疲れてくると全部が義務になる。

ボクシングもポーカーも、「好き」で始めたのに、
気づけば“義務”や“他人の評価”のために動いてる。
そりゃ燃料切れ起こしますよね。

大事なのは、自分の“納得感”や“好奇心”から動けているかどうか
これはビジネスでも全く同じです。
正直、自分はそこに気づくまでに何年もかかりました。
だから今、この記事を読んでくれてるあなたには、もっと早く気づいてほしいと思ってます。

3. 現実的な“数字”を見ていない

「きっといつか稼げるようになる」「自分は本気だから大丈夫」
そう思ってた頃の自分に、言いたい。
現実を、ちゃんと数字で見ろって。

ポーカーも、ボクシングも、調べればリアルな数字が出てきます。
平均年収、初期費用、利益率、リスク…。
でも、当時の自分は見ようともしなかった。

「好きなことを仕事にする」って言うけど、そのために必要なお金や時間、現実的な計算をすっ飛ばしていたら、そりゃ稼げないんです。

逆に言えば、数字を見たうえで「それでもやりたい」と思えることなら、
ちゃんと仕組みを組んで、燃料を整えて、戦略を練れば、道は見えてくる。

理想だけじゃなく、現実もちゃんと見据える。
それが“好き”を“稼げる形”にするために必要な目線なんだと、今なら分かります。

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