収入が少ないと本当に結婚生活はうまくいかないのか?
離婚率のデータから見える“お金と結婚”の深い関係
結婚と収入。これって、ほんとに切っても切れない関係なんですよね。
僕は昔、「愛があればお金なんて」なんて口だけで言ってました。でも、実際のところ、日本の離婚率を見てみると、そうも言ってられない現実があります。
2023年の厚生労働省の統計によると、年間の離婚件数は約18万件。
婚姻数に対して約4割近くのカップルが別れを選んでいるというデータもあるんです。
この数字、正直びびりました。しかも、離婚のピークは「結婚してから5年以内」がダントツ。
つまり、「愛してる」だけじゃ、日々の生活の重みに勝てないってことなんですよね。
その重みの正体は…そう、「収入の重圧」。
僕自身は結婚経験はないけど、情報をかき集めていく中で、「お金が足りない=夫婦の溝が深まる」ってリアルな声が山ほど出てきました。
結婚生活は甘くない。生活費、家賃、教育費、突然の出費…どれも逃げられないからこそ、「収入が少ないこと」への不安は、日に日にのしかかってくるんです。
夫婦関係の満足度を下げる最大要因は「年収の低さ」?
「夫の給料が少ないと、妻のストレスが溜まる」——これはもう、複数のアンケートや統計に出てる事実です。
たとえば、年収600万円未満の男性に対して、女性の不満が顕著に多いってデータもあるんですよね。
しかも、その不満のトップが「給料が低い」なんです。
これ、僕は最初「ひどいな」と思ったけど、でもよく考えたら、毎月ギリギリの生活してたら、心の余裕なんてなくなるのも当たり前なんですよね。
「また今月赤字かも」「子どもの習い事、諦めさせるしかないかも」って思いながらの夫婦関係って…そりゃピリつきますよ。
愛がどうとか言う前に、「まず生活を成り立たせないと」っていうサバイバル本能が勝つんです。
収入だけじゃない!生活の「不均衡」がもたらす地味なストレス
ここ、個人的にすごく注目したポイントなんですが、問題は「年収の低さ」だけじゃないんです。
たとえば、「夫が稼がない・家事もしない・子育ても丸投げ」みたいな構図。
こうなると、いくら妻が働いてても、「なんで私ばっかり?」って思っちゃう。
これ、地味だけど確実に離婚の種になります。
逆に、「収入が低くても、ちゃんと家事育児を分担する」「ありがとうを言う」「気遣う」みたいな関係だと、意外と長続きする夫婦も多いんですよね。
つまり、「収入の問題」を補うのはコミュニケーションと信頼関係なんです。
でもね、現実は、「仕事が忙しい」「疲れて帰ってきたから無理」って言い訳して、家のこと全部スルーしちゃうパターンがめちゃ多い。
結果、夫婦間に溜まるのは収入格差以上の“感情の格差”。これが離婚への伏線になること、ほんと多いんです。
稼げない男女が直面する“収入の重圧”とパートナーの本音
夫の収入が300万円未満…妻たちが抱えるリアルな不満
調べていて一番ゾッとしたのが、「夫の年収が300万円未満の家庭で、妻の65%以上が“転職してほしい”と感じている」っていう統計。
しかもその背景にあるのが、「もっと稼いでくれれば…」という経済的な不満。これ、想像以上に根深い問題です。
実際、年収300万円って、月にして手取り20万円前後。
家賃、光熱費、食費、保険、子どもの学費…そんな生活費をまかなっていくには、正直ギリギリのライン。
夫婦の片方が「この生活は無理…」って感じるのも当然かもしれません。
もちろん、「お金がすべてじゃない」とは言いたい。でも現実は、「お金がなさすぎると、夫婦関係の土台が揺らぐ」。
「今日は特売の肉にしなきゃ」「外食?ムリムリ」っていう小さな我慢の積み重ねが、不満となって蓄積されていくんです。
「給料が低い」だけでなく、「家にいない」「話さない」がダブルパンチに
意外だったのは、妻たちが不満に感じているのは「給料が低い」だけじゃないということ。
「残業が多すぎる」「仕事ばかりで家のことをしない」「コミュニケーションがない」…つまり、物理的にも精神的にも“家庭不在”なんです。
これ、まさにダブルパンチ。「稼ぎも少ないし、時間もくれない」ってなったら、そりゃ不満はMAXになりますよね。
そしてこの状態が続くと、夫婦間の会話は減り、共感も減り、最後には“ただの同居人”状態になってしまう…。
家に帰ってきても、スマホ見てるだけ。話しかけても「疲れてるからあとで」ばっかり。
それじゃあ、夫婦の絆なんて深まるわけがない。給料の問題に加えて、「心の不在」まで加わったら、それこそ離婚一直線です。
共働きでも満たされない「見えない負担」が夫婦を壊す
「共働きだから大丈夫」「うちの妻も働いてるし」…こう思ってる人、めちゃくちゃ多い。でも、これこそが落とし穴。
共働きだからこそ発生する“見えない負担”があるんです。
たとえば、妻はフルタイムで働きながら、家に帰ったらご飯作って洗濯して子どもの世話までしてる。
一方、夫は「俺は仕事してるから」ってだけで、家では何もしない。これ、バランス完全に崩れてますよね。
この状態が続くと、「共働きなのに、なんで私ばっかり?」という不満と不信感が積もりに積もっていくんです。
そして、ある日突然の「もう無理。離婚したい」。…よくあるパターンです。
つまり、「共働き=安心」ではなく、「負担のバランス」と「感謝の言葉」がちゃんとあるかどうかが、夫婦関係を左右する鍵になるんです。
離婚後に訪れる現実:特に女性に重くのしかかる“経済的リスク”
子どもがいると年収200万円台…母子家庭の厳しすぎる現実
僕が調べていて、一番胸が詰まったのがこの部分。
離婚後の母子家庭の平均年収が、なんと200万円台前半っていうデータ。
これ、月収にすると15〜18万円程度…つまり、手取りで生活していくにはギリギリ、いや正直かなりキツいラインです。
しかも、これは「子どもあり」の場合。育児の時間は奪われるし、フルタイムで働くのも難しい。
結果的に「パートしかできない」「資格も経験もないから選べない」といった理由で、低収入ループにハマってしまうんです。
僕は正直、この現実を“他人事”として見てました。でも、調べれば調べるほど、自分だっていつか直面する可能性のある問題だって痛感したんです。
結婚の失敗が、経済破綻につながる。これはもう、社会全体の課題だと思います。
「自由」と引き換えに得た“孤独と焦燥感”の正体とは
離婚すれば、「もう文句も言われない」「自由に生きられる」…そう思いがちですよね。
でも、実際に離婚した女性たちの声を見ていくと、「自由になったけど、こんなに孤独だとは思わなかった」という言葉がやたら目につくんです。
なにが辛いって、日々の決断を全部一人でやるプレッシャー。
「今日の夕飯どうしよう」「子どもの進学どうしよう」「急に熱出したらどうしよう」って、全部背負わなきゃいけない。
しかも、頼れる相手がいない。相談できる人がいない。この“静かなストレス”が、心をじわじわ蝕んでいくんです。
そして、「私はこれでよかったのかな」っていう焦燥感がふっと出てくる夜もある。
これは、離婚後の現実として、もっと多くの人に知られていい事実だと思います。
離婚して後悔する人の共通点:準備不足と幻想
離婚した人全員が後悔してるわけじゃない。でも、「もっと準備しておけばよかった」って声は、ほんとに多い。
・仕事をちゃんと探しておくべきだった
・貯金をもっと増やしておけばよかった
・子どもの生活の変化を甘く見てた
…こういう後悔は、離婚後にしか見えてこないんです。
それに、「離婚すれば楽になる」「人生やり直せる」っていう幻想に飲まれてしまうと、余計に現実とのギャップが大きくなる。
これは別に、“離婚するな”って話じゃない。
でも、「離婚すればすべて解決」みたいな考え方は、確実に危ない。
僕が調べて強く感じたのは、「離婚を選ぶ前に、経済的・精神的な準備をちゃんとしておく」ことの大切さ。
収入の見通し、生活費の試算、家族のフォロー体制…そういう現実的な視点が、のちのち自分を守ってくれるんだと思います。
本当に必要なのは“収入の多さ”ではなく、関係の土台作り
稼げなくても、信頼・尊重・支え合いがあれば結婚は続く
正直、「稼げない男に価値はない」みたいな空気、SNSでもリアルでも感じたことありませんか?
僕も「収入がない=人間としてダメ」って、勝手に思い込んでた時期がありました。
でも実は、収入の多さがすべてじゃないという夫婦関係も、ちゃんと存在するんです。
その共通点は、何かっていうと——信頼・尊重・支え合い。
年収が低くても、お互いをリスペクトしていて、「自分にできることをやる」ってスタンスのカップルは、むしろ強い。
片方が落ち込んでも、もう片方が「大丈夫、一緒に乗り越えよう」って言える関係性。
それって、お金よりもずっと価値のある“土台”だと思うんです。
たとえば、収入は少ないけど、子どもの送り迎えや家事を率先してやってくれる夫。
「それだけで私、救われてるんです」って話、実際に多くの妻たちが言ってるんですよね。
収入に自信がないなら、まずは“心の価値提供”を意識してみてほしい。そこから変わること、たくさんあります。
収入格差を乗り越えるカギは「お金の話」を避けないこと
夫婦間で最も多いタブー、それが「お金の話」。
「なんか気まずいし」「ケンカになるから」って避けがちだけど、これこそが落とし穴なんです。
年収格差がある夫婦ほど、「話してないこと」が不満になっていく。
「私のほうが稼いでるのに、家のことまで私がやってる」とか、
「文句言われるくらいなら、給料のこと言いたくない」とか。
この“すれ違い”が、どんどん感情の溝を広げていくんですよね。
でも逆に、オープンに話し合える夫婦は強い。
「今月ちょっと厳しいけど、どうやって乗り切る?」
「今後の家計、どう分担しようか?」
こんなふうに、お金を“共通の課題”として話せる関係なら、年収差は問題にならないことも多いんです。
大事なのは、「責める」んじゃなくて「共有する」こと。
収入に不安があるときこそ、パートナーと向き合ってほしい。
お金の話から逃げないことが、信頼関係の第一歩です。
「お互いにとっての心地よい役割分担」が未来を変える
ここが一番大事なとこかもしれません。
“どう分担するか”よりも、“どう納得して役割を持つか”が、夫婦関係のカギになるんです。
たとえば、「俺は稼ぐ」「君は家を守る」っていう昭和スタイルでも、両者が納得してるならアリ。
逆に、「共働きだけど、家事も子育ても妻が一人で抱えてる」状態なら、どんなに稼いでても不満が爆発します。
だからこそ大事なのは、「我が家なりのバランス」を見つけること。
・料理は私、洗濯はあなた
・子どもの迎えは交代制
・疲れてるときは休んでいいってルール
こういう“心地よい分担”があると、夫婦って長く続くんです。
稼げるかどうか以上に、「どうやってチームであることを保つか」。
それが、これからの結婚生活に必要な視点なんじゃないかと、僕は強く思います。
【まとめ】稼げないことを言い訳にしない。今できる対話と工夫が未来を決める
“稼げるかどうか”ではなく、“どう在るか”が試される時代
収入が少ないことで、結婚生活に不安を感じる気持ち、僕はすごくわかります。
実際、僕自身も「お金がないと人として価値がない」と思い込んでいた時期がありました。
でも、情報を集めて調べていく中で、わかったんです。
夫婦関係の幸せは、年収の高さじゃなく、関係の在り方にあるってことに。
確かに、収入は大事です。生活費も、子育ても、将来の備えもある。
でも、「稼げない=終わり」じゃない。“どんな自分で、どんな関係を築くか”に意識を向けたとき、人生はガラッと変わっていきます。
理想の関係性は「スペック」ではなく「歩み寄り」でつくれる
世間は、どうしても「年収いくら」「どこの会社」みたいな“スペック”で人を評価しがちです。
でも、パートナーとの関係は、履歴書で作るものじゃない。
毎日の小さな思いやりと、話し合いと、歩み寄りで作るものなんです。
僕が知ったある夫婦は、夫の収入が200万円台でも、毎週金曜は「感謝を伝える日」にしてました。
「ありがとう」「助かってるよ」「今日もお疲れさま」——それだけで、お金がなくても心が満たされる。
これが、“関係の豊かさ”なんだって思わされました。
この記事を読んだ今が、「本当のパートナーシップ」を考えるタイミング
ここまで読んでくれたあなたなら、もう気づいていると思います。
本当に大事なのは、「稼げる・稼げない」じゃなくて、お互いがどう在りたいか、どう支え合いたいか。
その土台があれば、たとえ今の収入が少なくても、未来は変えられる。
今この瞬間が、「パートナーとどんな人生をつくりたいか」を考えるチャンスです。
「お金がないからムリ」「自分なんて…」とあきらめる前に、できることはたくさんあります。
あなたの関係性を変えるヒントは、年収の中じゃなく、会話と気持ちの中にある。
まずは一つ、今日できる小さなことから、始めてみてください。
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