「ブログで稼げない」と感じているあなたへ
やる気が出ないのは“意志”の問題じゃない
今、僕はブログ作業がスルスル進んでいます。
キーワード選定も、見出し構成も、タイトルも、
やってることは昔と大して変わってない。
でも、昔はこれがめちゃくちゃしんどかった。
やらなきゃ、やらなきゃって思うほど、手が止まっていく感じ。
「また今日も進まなかった…」って夜中に自己嫌悪して、
いつの間にかPCを開くのも怖くなってた。
で、あの頃はこう思ってた。
「自分は意志が弱いんだ」「本気でやれてないんだ」って。
でも今は、あの頃の自分にこう伝えたい。
「それ、意志じゃなくて“燃料”の問題だったんだよ」って。
10年さまよった僕がたどり着いた気づき
僕が10年以上さまよってたとき、
常に頭の中には「正しいやり方」がありました。
SEOはこう、ジャンルはこれ、構成はこの順番、
ノウハウ的には全部“合ってる”。
でも、心が追いついてなかった。
なんか重い、めんどくさい、しんどい。
そう思いながら書く記事は、当然つまらないし、自分も疲れる。
でも今は、その同じ「正しいやり方」を、
不思議と軽やかにこなせてる。
なぜか？
それは、「なんのためにブログやるのか」が変わったから。
誰かと比べて勝つためでも、早く稼がなきゃって焦りでもなく、
「これ、届けたいな」っていう、自分の中のしっくり感から始めてるから。
つまり、やってることは変わらなくても、
心の“燃料”が変わると、行動の重さも変わるってこと。
もし今あなたが「ブログで稼げない」「続かない」と感じているなら、
それは才能や気合いの問題じゃないかもしれません。
ただ、今の燃料があなたに合ってないだけ。
あなたにとって“しっくりくる動機”を見つければ、
同じ作業が、別物のように進み出すはずです。
僕も「ブログで稼げないからやめた」側の人間だった
一発逆転を夢見ては撃沈の日々
僕がブログを始めたきっかけは、完全に「楽して稼げそう」だった。
正直、どこかで「これで人生変えてやる」っていう甘い夢があったんだよね。
でも、現実は違った。
初めて書いた記事、アクセスゼロ。
2週間毎日投稿しても、誰も来ない。
1ヶ月後、アドセンス審査に落ちたとき、心がバキッと折れた音がした。
そのときは思ったよ。
「いや、やっぱ才能ないわ、俺」って。
でも、そのくせやめきれない。
ネットで「初心者でも月収30万」の記事を読んでは、また火がつく。
そして、また燃え尽きる。
今思えば、あれは完全に“情報ジャンキー”だった。
行動は止まってるのに、頭の中だけは常にフル回転。
「次はこれがいいらしい」「この教材なら…」
でも、手は動かない。
もうね、自分がイヤでイヤで仕方なかった。
情報は山ほど持っていた。でも稼げなかった
Evernoteの中には100個以上のノウハウメモ。
Dropboxには教材PDFと動画がぎっしり。
Googleドキュメントには途中で止まった記事の下書きが何十本もある。
でも、その中で「最後までやりきった」ものは一つもなかった。
やる前から怖かったんだ。
「またダメだったらどうしよう」って。
完璧に準備してからじゃないと動けなかったし、
動いたら動いたで「成果出ないやん」って拗ねて止まってた。
「いやいや、やる気出すために音声聞こう」
「この人のVoicy聴いたらまた頑張れるかも」
そうやって、情報で自分を鼓舞しながら、
ほんとうは怖くて、ただ逃げてた。
「どうせ自分なんか」と諦めた夜
ある夜、静まり返った部屋でふと目が覚めた。
スマホの画面を見たら、23:47。
横には開きっぱなしのnoteと、書きかけのブログ記事。
ふと、強烈な虚しさが襲ってきた。
「俺、なにやってんだろ」
「誰にも読まれてないのに、なんで書いてるんだろ」
その時、心の奥底でこんな声が聞こえた。
「もう、やめてもいいんじゃない？」
気づいたら、ブログのブックマークを消してた。
そして、次の日から一切手をつけなくなった。
僕は、あのとき確かに“やめた”んです。
……でも、不思議なことに、
頭のどこかではずっとブログのことを考えてた。
やっぱり、どこかで“諦めきれてなかった”んだと思う。
“再起動”のきっかけは、意外な場所にあった
動けない自分に気づけた瞬間
ブログをやめてしばらく経ったある日、
昔の自分のnoteを読み返してみたんです。
そこには、途中で止まった記事と、必死に書きかけた下書きが残ってた。
「稼ぎたい」「変わりたい」「自分を証明したい」——そんな言葉たち。
読んでて、ふと泣けてきた。
「ああ、俺ほんとは、めちゃくちゃ頑張ってたじゃん」って。
あのとき初めて、「動けない自分」じゃなくて、
「必死でなんとかしようとしてた自分」に目を向けられた気がしたんです。
その瞬間から、ちょっとずつ歯車が動き出した。
他人の成功法則を捨てたらラクになった
それまでの僕は、誰かの“正解”をなぞることでしか動けなかった。
「この人が言ってるなら正しいんだろう」
「成功してる人が言うなら間違いないはずだ」
でもそれは、いつも「誰かの人生をなぞる」感覚で、
どこか自分の存在が薄くなっていく感じがしてた。
そんなある時、ふと心に浮かんだんです。
「もし、誰の許可もいらないとしたら、俺は何を書きたい？」
そこから少しずつ、自分の言葉で書いてみるようになった。
最初は1日かけて500文字がやっとだったけど、
その500文字が、なんかすごく“生きてる”感じがした。
それはアクセスゼロでも、なぜか満たされた。
これが、僕の中の“再起動”だった。
ブログじゃなく「在り方」から始めたら変わった
昔の僕は、「ブログで稼ぐ」っていう“手段”から始めてた。
でも今は、「どう在りたいか」から逆算してブログを組み立ててる。
「焦って書く」のをやめた。
「無理してSEOに寄せる」のをやめた。
「誰かを追いかける」のもやめた。
その代わりに、
「どんな感情で書きたいか？」
「誰に、どんな気持ちで届けたいか？」
そんな“心の起点”から動き始めたんです。
すると、作業量は増えたのに、疲れにくくなった。
自分の中で、ブログが「義務」じゃなく「表現の場所」に変わった。
在り方が変わると、同じノウハウでも、まったく違う結果になる。
これが、僕がたどり着いた「稼げるようになる前に必要なこと」でした。
「ブログで稼げない」と悩む人へ伝えたいこと
本当に必要なのは、新しいノウハウじゃなかった
あの頃の僕は、とにかく“足りない”と思ってた。
ノウハウが足りない、努力が足りない、時間が足りない…
でも今思えば、足りなかったのは“自分”だった。
自分の本音、自分の思い、自分の願い。
それらをぜんぶ“正解”の裏側に隠して、
「ちゃんとした情報」ばかりで固めてた。
でもそれって、自分という存在を一切乗せないまま、
ロボットみたいに記事を書いてたってことなんだよね。
ノウハウだけで動こうとすると、心が腐る。
だから、動けなくなる。続かなくなる。
誰かに勝つためのブログなんて、書いててしんどいだけだった。
しっくりくる“燃料”で動けばいい
ある時気づいたんだ。
誰かとしゃべってる時みたいに、
“気兼ねなく”自分の気持ちを出せてるとき、
作業がスルスル進んでることに。
そして、それって別に「すごいこと」じゃなくてよかった。
喋るでも、書くでも、描くでも、動くでも、
「これが今の自分の思いです」って、何かしら形にすること。
それを閉じ込め続けると、人って必ず歪む。
僕もそうだった。
自分の中の“濁った感情”にフタをし続けて、
気づいたら息するのも苦しくなってた。
だから、もう閉じ込めないでほしい。
稼ぐためのSEOも、ちゃんとした戦略も大事。
でも、そこに「あなたという輪」を加えて、両輪で進もう。
その方が、絶対に遠くまで行けるし、楽に走れるから。
あなたの経験にも、価値は必ずある
「自分なんかに発信できることなんてない」
そう思ってる人、めちゃくちゃ多い。
でも僕は、失敗だらけの自分の過去を話すようになってから、
初めて「ありがとう」と言われるようになった。
うまくいかなかった経験にも意味がある。
何度も止まって、悩んで、迷って、
それでももう一度やろうとしてる今のあなたにしか、
届く言葉は絶対にあるんだ。
表現することは、誰かのためになる。
まずは自分のためにやっていい。
そのうち、誰かがその光に気づいてくれる。
選ぶのは、今のあなたです
ずっとブログで消耗するのか
ここまで読んでくれたあなたなら、
きっとどこかで“うまくいかない苦しさ”を知ってる人だと思う。
やってもやっても報われない、
ノウハウを詰め込んでも動けない、
そんなモヤモヤの中でも、それでも前に進もうとしてる——
その姿勢自体が、もう本当に尊いことなんだ。
でもね、同時に僕はこうも思う。
「その努力、ほんとうに“自分に合った形”でやってる？」
しっくりこないまま続ける努力は、
どこかで限界がくる。
僕もそこで何度も潰れかけた。
もし今、あなたが「このままでいいのか」と思っているなら、
それは“在り方を変えるサイン”なのかもしれない。
それとも“自分の土俵”を持つ側に回るのか
誰かのルールに振り回されるんじゃなくて、
“自分のしっくり”を土台にして動く。
その感覚を持てるようになると、
努力の質も、続ける力も、すべてが変わってくる。
僕は今、かつての自分が見上げていた“やれてる人”の感覚が、
ほんの少しずつだけど、ようやく分かるようになってきた。
それは“特別な才能”が手に入ったわけじゃなくて、
「自分で自分を信じる土俵」に立てたから。
あなたにも、絶対にその土俵はある。
見つかってないなら、一緒に探せばいい。
僕も10年かけて、ようやく見つけたんだから。
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