ふにおです。「米国株はもう儲からないのか」「S&P500はやめたほうがいいのか」と不安になって、ここに来たんだと思います。
結論から言うと、S&P500が下がっただけでやめる必要はありません。でも、下落すると生活まで苦しくなる金額を入れているなら、商品より先に投資の設計を見直したほうがいいと僕は思っています。
そもそも2026年8月31日時点では、S&P500の価格指数は年初来でプラス圏です。「米国株がずっと下落している」と一括りにするのも正確ではありません。
株式や投資信託には元本割れの可能性があります。ここでは売買のタイミングを当てるのではなく、僕自身が失敗を重ねてきた経験から「下がったときに何を見るか」を整理します。
米国株・S&P500はやめとけ?下落だけを理由に僕ならやめません
僕も評価額が減っている画面を見ると、「これ、ほんとに大丈夫なのか」と怖くなります。長期投資なんだから気にするなと言われても、自分のお金が減っている数字を見れば普通に心は動きます。
ただ、僕なら「値下がりした」と「投資を間違えた」をいったん分けます。
ここをごちゃ混ぜにすると、赤い数字を見た瞬間に判断まで赤信号になってしまうからです。
S&P500は、米国の大型株を代表する500社で構成され、米国株式市場の利用可能な時価総額のおよそ8割をカバーする指数です。2026年8月31日時点の価格指数は年初来12.28%上昇、1年間では18.98%上昇していました。
もちろん、この数字は将来の上昇を保証するものではありません。
むしろ僕が言いたいのは、「S&P500は下がり続けているからやめるべき」という前提そのものを、一度確認したほうがいいということです。
自分が買ったタイミングによっては含み損になっているかもしれませんし、直近の高値から下がる時期もあります。円高によって、日本円で見た投資信託の評価額が伸びにくくなることもあります。
同じS&P500を見ていても、「指数そのもの」「自分が買った商品の基準価額」「円換算した評価額」では見えている景色が少し違うんですよね。
僕は昔、こういう違いを確認せず、「増えてない=失敗した」と決めつける癖がありました。
副業でも同じでした。
始めてしばらく成果が出ないと、「これダメじゃん」と思う。そして別の方法へ移る。
新しい方法でもすぐ結果が出なければ、また次へ。
穴を掘って水が出る直前に場所を変え続けるようなことを、本気で何年もやっていました。
だから今は、米国株でも副業でも、悪い結果が出た瞬間に「対象が悪い」と決めないようにしています。
僕なら先に確認するのは、こんなことです。
- 近いうちに使う生活費まで投資していないか
- 値下がりすると眠れないほど大きな金額になっていないか
- なぜS&P500を選んだのか、自分の言葉で説明できるか
- 短期間で増やすつもりなのか、長期間持つつもりなのか
- 米国株以外の現金や資産をどれくらい持っているか
ここで「下がると生活が詰む」と気づいたなら、僕はS&P500の将来予想より、そっちを先に直します。
反対に、当面使わないお金で積み立てていて、値下がりも最初から想定していたなら、数日や数カ月の値動きだけで全部やめる理由にはしません。
僕が怖いのはS&P500そのものより、ひとつの選択肢に逃げ道がなくなるまでお金と期待を乗せることです。
「投資がダメなら副業」「副業がダメなら次」と焦って動く前に、一度いろいろな選択肢を並べて、自分が何を求めているのか整理したほうがいいと思っています。
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S&P500が儲からないと感じるのはなぜ?僕が見落としていた4つのズレ
僕は昔、「S&P500なら広く分散されているし、長く持てばだいたい大丈夫なんだろう」と、かなり雑に理解していました。
でも調べるほど、「分散されている」と「どんな買い方でも安心」はまったく別の話だと分かりました。
まず、S&P500という指数そのものを直接買うことはできません。
実際には、S&P500への連動を目指す投資信託やETFを通して投資する形になります。米SECの投資家向け情報でも、指数は市場を表す銘柄の集合であり、指数そのものへ直接投資するのではなく、連動を目指すファンドなどを使う仕組みだと説明されています。
そしてS&P500は、500社を同じ割合で持つ仕組みではありません。
時価総額の大きな企業ほど値動きへの影響が大きくなります。つまり「500社もあるから、どの会社もほぼ同じくらい」というイメージで持つと、実際の姿とはズレます。

僕が「儲からない」と感じやすい原因を整理すると、だいたい次のようになります。
- 高値に近いところで一括購入し、短期の含み損だけを見ている
- 数年以内に使うお金まで入れていて、待つ余裕がない
- 円高で円換算の評価額が押し下げられている
- 「S&P500なら毎年増える」と期待していた
とくに最後は、僕も危なかったです。
長期では成長してきた指数を見ると、頭の中でいつの間にか「長期なら増える可能性がある」が「毎年だいたい増える」に変換されてしまうんですよね。
でも株価はエスカレーターではありません。
上へ進むとしても、途中で何段も下りる動く歩道みたいなものです。しかも、いつ下りるかは先に教えてくれません。
もうひとつ、日本で生活している僕たちには為替があります。
たとえば米国株がドルベースで上がっていても、同じ期間に円高が進めば、円換算した利益が小さくなることがあります。
逆に円安なら、米国株そのものの値上がりに加えて、為替が追い風になることもあります。
僕はここを知ってから、「S&P500が上がった、下がった」だけで自分の資産を見るのをやめました。
日本円で生活する以上、最終的に使う通貨との関係も無視できないからです。
そして、これは少し意外でした。
S&P500を持っているだけで「世界中へ分散した」と考えるのも、僕は違うと思っています。
構成企業の中には海外で大きく稼ぐ会社もあります。でも指数として見れば、基本的には米国の大型株へ投資するものです。
「500社あるから十分」というより、何に分散されていて、何には分散されていないのかを見る。
ここまで考えて初めて、自分が持っているものの輪郭が見えてくる気がしています。
金融庁も資産形成では長期・積立・分散という考え方を紹介していますが、同時に株式や投資信託には元本割れのおそれがあると明記しています。
僕はこれを「長期で持てば安心」という意味には受け取っていません。
値動きがあるものだからこそ、買う時期を分けたり、資産を分けたり、長く続けられる金額にしたりする。
傘を持てば雨が降らなくなるわけではないけど、濡れ方は変えられる。そんな話だと思っています。
米国株で損したとき、僕は「取り返したい」で人生まで壊しかけました
僕は含み損を見るのが苦手です。
正確には、投資に限らず「自分の選択が失敗だったかもしれない」と認めるのが、ものすごく苦手でした。
現場監督の仕事で心身をすり減らして失業したあと、僕は副業の情報商材を次々に買うようになりました。
これで変われる。
次こそ取り返せる。
今度の教材なら違う。
そんなことを何度も考えました。
最初の失敗で止まればよかったのに、失敗したからこそ次へお金を入れる。穴の空いたバケツに、もっと勢いよく水を注いでいたようなものです。
そのうち支払いをリボ払いで回すようになり、それでも止められなくなりました。
最後は自己破産しました。
焦りから危ない仕事にまで手を出して、ほとんど全部失いました。
これ、思い出すと今でも情けないです。
でも僕にとって、投資の下落を考えるときに一番役立っている経験でもあります。
なぜなら、僕が壊れた原因は「最初の失敗」ではなかったからです。
取り返そうとして、判断基準を失ったこと。
こっちでした。
S&P500が下がったときも、同じ心理は出てくると思っています。
最初に決めた金額を淡々と積み立てるのと、「こんなに下がったなら今入れればすぐ取り返せる」と生活資金まで追加するのは、見た目は似ています。
でも中身は全然違います。
前者は計画。
後者は焦りかもしれません。
僕はこの「もう少しやれば取り返せる」に何度も人生を持っていかれました。
だから今は、損しているときほど新しい判断を減らします。
「下がったから買う」ではなく、最初に決めた金額なのか。
「怖いから全部売る」ではなく、そもそも何年持つ予定だったのか。
「米国株がダメだから別の商品へ行く」ではなく、何がダメだと思ったのか。
一個ずつ分けます。

自己破産したあと、僕はいったん派遣で働きながら生活を立て直しました。
その時間にようやく分かったのが、人生って一回で取り返さなくていいんだ、ということでした。
投資も同じだと思っています。
相場から一度離れてもいい。
積立額を小さくしてもいい。
現金を増やしてもいい。
S&P500以外を組み合わせてもいい。
「続けるか、全部売るか」の二択にすると、逃げ道が消えます。
僕は昔、人生のあらゆる場面で二択を作って自分を追い込んでいました。
だから今は、白か黒かではなく、その間にある選択肢を見るようにしています。
S&P500をやめたほうがいい人は?僕なら相場より生活を見ます
僕なら「これから米国株は上がるか」より、「今の自分がこの値動きを抱えられるか」で判断します。
相場が上がっているときは、かなり強気になれます。
本当の相性が見えるのは、下がったときです。
たとえば、評価額が大きく減った日に何度も証券口座を開いてしまう。
仕事中も株価が気になる。
来年使う予定のお金なのに、「その頃には戻ってるだろ」と期待して入れている。
こういう状態なら、僕は商品分析より先に投資額を見直します。
僕自身なら、次のように考えます。
- 生活防衛用のお金まで入れているなら、投資額を減らす
- 数年以内に使う予定のお金なら、株式だけに頼らない
- 下落で日常生活まで乱れるなら、精神論ではなく金額を小さくする
- 米国株だけへの集中が怖いなら、現金や別地域・別資産も考える
- 余裕資金で長期間持つ前提なら、短期の値動きだけでは動かない
- 売る条件や資産配分は、できれば相場が荒れる前に決めておく
逆に、S&P500を続けやすいのは、「下がっても使わなくていいお金」で持っている人だと思っています。
もちろん、それでも損失は起こります。
長期だから利益が保証されるわけでもありません。
それでも、生活費を入れている人より「待つ」という選択肢を持ちやすい。
この差は大きいです。
僕は以前、投資でも副業でも「一番儲かる方法は何か」ばかり探していました。
今は少し違います。
自分が途中で壊れずに続けられるものは何か。
こっちを見ています。
S&P500が優れた指数かどうかだけで、自分に合うかは決まりません。
毎月のお金に余裕がある人。
近いうちに大きな支出がある人。
値下がりしても平気な人。
少し下がっただけで夜眠れなくなる人。
同じ商品を持っても、受けるストレスはまるで違います。
服のサイズと似ています。
評判のいい服でも、自分の体に合わなければ一日着ているだけで疲れます。
だから「S&P500はやめとけ」という他人の結論を、そのまま自分へ持ってこなくていいと思っています。
反対に「S&P500だけ買っておけば大丈夫」という言葉にも、僕なら乗りません。
自分の期間、自分のお金、自分の生活。
最後はそこに合わせるしかないからです。
まとめ|僕はS&P500の未来より「下がっても壊れないか」を先に見ます
僕も「米国株はもうダメなのか」「S&P500はいつ戻るんだ」と答えを探したくなることがあります。
でも未来の底値や回復時期を正確に当てる方法は、僕にはありません。
だから今の僕なら、S&P500をやめるかどうかを相場だけでは決めません。
見るのは、生活費を残せているか、近いうちに使うお金を入れていないか、米国株へ偏りすぎていないか、下落しても続けられる金額なのか。
そしてもう一つ。
「損したから取り返したい」が判断の中心になっていないか。
ここはかなり気をつけます。
僕は昔、方法を先に選び、お金を払い、失敗してから「これって自分に合ってたのか」と考えていました。
順番が完全に逆でした。
もし米国株への不安から「収入源も増やさないと」と副業まで探し始めているなら、僕と同じ焦り方をする前に、まず選び方から確認してほしいと思っています。
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僕は自己破産までして、遠回りしました。
だから今は「一番儲かりそうなもの」より、「失敗しても人生が終わらない形」を選びたいと思っています。
S&P500を続けるのも一つです。
投資額を減らすのも一つ。
現金を厚くするのも一つです。
選び直すことは、負けではありません。
少なくとも僕は、一度止まって選び直せるようになってから、やっと前へ進めるようになりました。
よくある質問
僕も米国株が不安になると、結局この3つを何度も調べていました。短く答えます。
米国株・S&P500の下落はいつまで続きますか?
正確な期間は事前には分かりません。
金利、景気、企業業績、政策、投資家の期待など複数の材料で株価は動くため、底値や回復日を先に決めることはできません。
僕なら「いつ戻るか」を当てるより、長引いても生活資金を使わずに済む状態かを確認します。
S&P500は今後儲からないのでしょうか?
将来の利益を保証することはできませんが、「もう儲からない」と断定する根拠もありません。
2026年8月31日時点ではS&P500の価格指数は年初来でプラスでしたが、今後も同じように上がるとは限りません。
僕は過去の上昇だけを見て期待するより、値下がりする時期もある前提で持てるかを考えます。
S&P500だけに投資するのは危険ですか?
「S&P500だけなら危険」と単純には言えませんが、米国大型株への集中は残ります。
500社に分散されていても、現金、債券、米国以外の地域などへ分散しているわけではありません。
僕なら、米国株が大きく下がったときにも生活や将来の予定が崩れないかを見て、必要なら投資額や資産の持ち方を調整します。











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