ふにおです。「弁護士って難関資格なのに、今は稼げないの?」と検索して、ここに来たんだと思います。
結論から言うと、弁護士が稼げない職業になったわけではありません。ただ、資格を取れば高収入が自動的についてくる時代ではなくなっています。
弁護士の数は長期で大きく増え、働き方も法律事務所勤務、独立、企業内弁護士などに分かれています。「弁護士の平均年収」ひとつだけでは、本当のところはかなり見えにくいです。
弁護士は稼げない?僕は「食えない職業になった」は言い過ぎだと思っています
僕も最初に「弁護士でも稼げない」と聞いたときは、正直かなり驚きました。
あれだけ勉強して難しい試験を突破して、それでも生活が苦しいなら何を信じればいいんだよ、と。資格を取れば人生の土台が一気に固まるものだと思っていたからです。
でも調べていくと、「弁護士はもう食えない」という話と「弁護士なら誰でも高収入」という話の両方が雑なんだなと思うようになりました。
厚生労働省の職業情報提供サイト「job tag」では、令和7年賃金構造基本統計調査をもとにした賃金年収が981.1万円となっています。
ただし、ここは読み方に注意が必要です。この統計は「裁判官、検察官、弁護士」などを含む職業分類に対応した数字で、独立弁護士だけを集計した「弁護士の平均年収」ではありません。職業情報提供サイト(job tag)+1
つまり、「弁護士の平均年収は約1,000万円だから全員余裕がある」と読むのも違うし、「最近は稼げないらしいから資格に価値がない」と読むのも違います。
2023年に行われた弁護士向けの全国調査では、経費を引く前の収入は中央値1,500万円、所得は中央値800万円という結果でした。所得の平均は約1,022万円です。Ben54
ここで僕が引っかかったのが、「収入」と「所得」が混ざって語られやすいことでした。
独立して事務所を構えているなら、家賃、人件費、通信費、業務システム、資料代などが出ていきます。売上として1,500万円が入ることと、会社員が給与で1,500万円を受け取ることは同じではありません。
ラーメン屋の売上を見て、そのまま店主の年収だと思うようなものです。
一方で、所得中央値800万円という数字を見れば、「弁護士になったらほとんど生活できない」というイメージとも違います。
僕はここを白黒で決めないほうがいいと思っています。
弁護士は今も高い収入を狙える仕事だけど、資格そのものが収入を保証してくれるわけではない。これくらいの距離感が、いちばん実態に近い気がしています。
そして、この違いはかなり大きいです。
「資格を取れば勝ち」なら、勉強時間と合格可能性だけを考えればいい。でも実際には、その先に勤務先、専門分野、顧客、営業、働く時間、独立するかどうかまであります。
もし「弁護士に進むべきか、それとも別の道もあるのか」で頭の中がぐちゃぐちゃになっているなら、いったん資格名を外して選択肢を並べたほうが見やすくなります。
僕が今見ているゼロアカも、いきなり一つの副業を勧めるのではなく、「自分に合う副業の見つけ方」「怪しい情報をどう見分けるか」というところから始まります。無料でLINE登録から学べて、強引な勧誘もありません。
※ゼロアカCTA※
弁護士の年収が下がったと言われるのはなぜ?僕は人数の増え方を見て納得しました
僕は昔、「資格が難しいなら、取った人はずっと希少なままだろう」と思っていました。
でも、資格そのものが難しくても、持っている人が長い時間をかけて増えていけば話は変わります。席がゼロになるわけじゃない。でも、同じ看板を掲げる人は増える。その違いです。
裁判所の「裁判所データブック2026」によると、弁護士数は2006年の22,056人から、2026年には48,119人まで増えています。20年間で2倍を超えました。裁判所+1
これはかなり大きな変化だと思います。
昔なら「弁護士です」というだけで強かった看板も、今はその先を見られやすい。
企業法務に詳しいのか。相続なのか。労働なのか。ITやデータなのか。話をちゃんと聞いてくれるのか。料金は分かりやすいのか。
依頼する側もネットで比較できます。
スーパーの棚に同じ種類の商品が増れたときと似ています。ただ置いてあるだけでは選ばれにくくなって、違いが見えるものに手が伸びる。
僕には、今の弁護士業界も少しそんなふうに見えます。
だから、「昔より弁護士が増えた」という事実は、年収が下がったと言われる背景の一つとして理解できます。
ただし、弁護士が増えたから仕事が同じ割合で減った、とまでは言えません。
裁判所の統計を見ると、地方裁判所の第一審民事通常訴訟の新受件数は2008年に199,522件あり、その後は低下しました。ところが2022年の126,666件から、2025年には146,931件まで増えています。裁判所+1
ここ、僕はかなり面白いと思いました。
「裁判はずっと減り続け、弁護士だけ増えている」という一直線の説明では、今の数字をうまく説明できないからです。

しかも、弁護士の仕事は裁判だけではありません。
企業との契約、M&A、コンプライアンス、知的財産、労働問題、相続、ITや個人情報をめぐる相談など、法務が必要になる場面そのものは広がっています。
企業の中で働く弁護士という選択肢もあります。厚生労働省の職業情報でも、法律事務所以外に企業、国や地方公共団体、国際機関などで働く弁護士がいることが紹介されています。職業情報提供サイト(job tag)
だから僕は、「人数が増えた=終わった」とまでは思いません。
むしろ変わったのは、資格を取ったあとに何を積み上げるかまで問われるようになったことなんじゃないかと思っています。
AIについても同じです。
契約書の下調べや情報整理、文書作成の補助みたいな仕事は、これからもっと速くなるはずです。
ただ、依頼者から事情を聞いて、何が本当の争点なのかを整理し、相手と交渉して、結果に責任を持つところまで全部機械に置き換わる、と僕はまだ見ていません。
それより怖いのは、定型作業だけで価値を出していた仕事の値段が下がることです。
弁護士そのものがなくなるというより、弁護士の仕事の中で「お金を払ってもらえる部分」が変わっていく。僕にはそっちのほうが現実的に見えます。
僕は「難しいものを選べば人生が安定する」と思って、見事に失敗しました
僕は弁護士ではありません。
それでも、この話を他人事だと思えないのは、難しいもの、高いもの、すごそうなものを選べば人生を逆転できると本気で信じていた時期があるからです。
現場監督をしていたころ、毎日仕事に追われていました。
帰って寝て、また仕事に行く。その繰り返しで、「このまま何十年も行くのかな」と思うと胸が詰まる感じがしていました。
その後、仕事を失ってから焦りが一気に出ました。
何か武器が欲しい。普通の人がやっていないことをやらないとダメだ。高い教材なら、それだけ価値があるはずだ。
そんなふうに考えて、情報商材を次々と買いました。
ひとつで結果が出ないと、もっと新しいものへ行く。次もダメなら、さらに高いものへ行く。
冷蔵庫に食材だけ詰め込んで、一度も料理をしないみたいな状態でした。
知識っぽいものは増えていく。でも、自分でできることは増えていない。
それでも当時は認めたくなかったんです。
「ここまで払ったんだから、次こそ取り返さなきゃ」と考えてしまう。
気づけばリボ払いも回らなくなり、最後は自己破産しました。
焦って危ない仕事にまで手を出した時期もあります。楽になるために始めたのに、出口を探すたびに穴を深く掘っていました。
だから今、「弁護士になれば安泰かも」と考えている人を見ると、昔の僕を少し思い出します。
もちろん、司法試験と情報商材を同じものだと言いたいわけではありません。
弁護士になるための勉強には明確な意味がありますし、資格そのものにも法律上の強い価値があります。
でも、「難しいものを突破すれば人生の不安もまとめて消える」と期待するのは別の話なんです。
弁護士になれる頭があることと、人の争いを毎日扱うことが苦にならないことは別です。
試験勉強を続けられることと、依頼者に何度も説明することが得意なのも別。
法律が好きなことと、独立後の営業や事務所経営が好きなことも別です。
僕は昔、この「別」を全部まとめていました。
難しい。
だから価値がある。
価値がある。
だから稼げる。
稼げる。
だから自分は幸せになる。
今振り返ると、途中の橋を何本も飛ばしてます。
これ、ほんとに危なかった。
僕が副業をやり直したときに変えたのは、根性ではありませんでした。
先に「自分は何なら続けられるのか」を見て、それから小さく試すようにしたんです。
合わなければ戻る。
少し手応えがあるなら続ける。
今も派手な成功者ではないけれど、前よりずっと怖くなくなりました。
弁護士のように取得まで時間のかかる資格なら、この順番はもっと大事だと思っています。
「稼げないらしいからやめる」でもなく、「難関資格だから人生が変わるはず」でもない。
その仕事をする毎日まで想像してみる。
僕なら、そこから考えます。
弁護士に向く人・向かない人は?僕なら年収より「その毎日」を先に見ます
僕は今、新しいことを始めるときに「これを数年続けている自分を想像できるか」を考えるようになりました。
昔はゴールしか見ていませんでした。月収とか肩書きとか、そこに着いた瞬間の写真だけ見て、その途中にある普通の火曜日を見ていなかったんです。
弁護士も、たぶんそこがかなり大きいです。
僕なら、年収を見る前にこんなことを考えます。
- 人の複雑な話を長く聞いても、冷静に整理できそうか
- 分からないことを何度も調べて、文章にする作業が苦ではないか
- 相手と意見がぶつかる場面でも、感情だけで動かず話を進められるか
- 一つの分野を何年も掘り下げる生活に耐えられそうか
- 独立するなら、営業や顧客対応も仕事だと受け入れられるか
- 収入だけではなく、働く時間や責任の重さまで含めて選べるか
「全部できないと弁護士に向かない」という意味ではありません。
僕だって最初から副業に向いていたとは思っていません。やってみて慣れた部分もあります。
ただ、「資格さえ取れば、あとは何とかなる」という前提だけは外したほうがいいと思っています。
働き方もかなり違います。
法律事務所に勤務すれば、先輩弁護士のもとで経験を積みながら仕事を覚えていく道があります。
企業内弁護士なら、会社の中で契約、事業、コンプライアンスなどに関わることになります。
独立すれば、自分の裁量は大きくなりますが、案件を獲得し、事務所を回し、売上と経費にも向き合います。
同じ「弁護士」という名札を付けていても、平日の景色はかなり違います。
だから、「弁護士の年収はいくら?」だけを調べ続けても、最後まで答えが出ない人がいると思うんです。
もっと先に聞いたほうがいい質問があります。
自分は弁護士になりたいのか。それとも、今の収入や働き方から抜けたいのか。
この二つは似ているようで違います。
僕はずっと混ぜていました。
会社員が嫌だ。
だから副業だ。
副業するなら大きく稼げそうなものだ。
大きく稼ぐなら高い教材だ。
こんな感じで、最初の悩みと最後の行動がどんどん離れていったんです。
「今より余裕のある生活がしたい」が本音なら、解決策は弁護士だけではありません。
逆に、法律そのものが好きで、依頼者の問題を整理する仕事に惹かれていて、そのうえで収入も伸ばしたいなら、弁護士を目指す理由はかなり違って見えます。
僕はこの順序を見たほうがいいと思っています。
年収は大事です。
お金が足りなければ生活できないので、きれいごとで無視する必要もありません。
でも、年収だけを見て選んだ仕事を毎朝嫌々始めることになったら、その金額が自分にとって本当に高いのかは分からない。
財布だけじゃなく、月曜日の朝まで想像する。
僕は今、そのくらいで考えています。
まとめ|僕は「弁護士は稼げない」より、資格だけで決まらないと考えています
僕は「弁護士はもう稼げない」という言葉を、そのまま信じなくていいと思っています。
現在の公的な賃金統計を見ても高い水準の数字が出ていますし、弁護士向け調査でも高い所得を得ている人はいます。一方で、弁護士数は2006年の22,056人から2026年には48,119人まで増えました。職業情報提供サイト(job tag)+1
昔より「弁護士という資格を持っているだけ」で差をつけやすい環境ではなくなった。
僕が見る限り、ここが「弁護士の年収が下がった」「弁護士でも稼げない」と言われる話の根っこにあります。
でも、人数が増えたから終わりでもありません。
民事訴訟の新受件数は長期では過去のピークを下回る一方、2022年から2025年にかけては増えています。企業内で働く道もあり、扱う法務分野も裁判だけではありません。裁判所
結局、資格取得のあとまで含めて考えるしかないんだと思います。
僕自身は、それをしないまま「何か強い武器さえ手に入れば全部変わる」と考えて、お金も時間もかなり失いました。
自己破産まで行ってから気づくには、代償が大きすぎました。
だから今は、手段を決める前に選び方を確認しています。
何に向いているのか。
何なら続けられそうなのか。
怪しい話と普通の話をどう見分けるのか。
そのあとで、一つを選ぶ。
昔の僕は完全に逆でした。先に手法へ飛びついて、お金を払って、逃げにくくしてから「これ合ってないな」と気づいていました。
同じ遠回りをする必要はないと思っています。
ゼロアカでは、無料のLINE登録から、いきなり稼ぎ方に入るのではなく「自分に合った副業の見つけ方」や「怪しい情報の見分け方」を先に学べます。
僕自身この記事で紹介しているので、「ふにおが言うから」で決める必要はありません。資格を取る道も含めて、自分の条件で比べる材料の一つとして見たほうがいいと思っています。
※ゼロアカCTA※
弁護士を目指すことも、別の道を選ぶことも、それだけで正解や失敗になるわけではありません。
「世間的に強そうだから」ではなく、その先の毎日まで含めて自分が納得できるか。
僕もまだ選び直している途中です。
だからこそ、戻れないほどお金や時間を入れる前に、一度だけ立ち止まって選ぶ。今はそれくらいがちょうどいいと思っています。
よくある質問
僕も調べながら、同じ「年収」という言葉なのに数字が違いすぎて何度も混乱しました。
最後に、弁護士は稼げないのかを調べるときに引っかかりやすいところだけまとめます。
弁護士の平均年収は本当に1,000万円くらいですか?
厚生労働省のjob tagでは、令和7年賃金構造基本統計調査をもとにした賃金年収が981.1万円と表示されています。
ただし「裁判官、検察官、弁護士」などを含む職業分類に対応した統計なので、「すべての弁護士の平均が981.1万円」という意味ではありません。職業情報提供サイト(job tag)
独立弁護士の場合は、売上にあたる収入と、経費を差し引いた所得も分けて見る必要があります。
弁護士の年収は今も下がり続けていますか?
僕は「今も毎年ずっと下がっている」と断定するのは難しいと思っています。
弁護士向けの2023年調査では、収入中央値1,500万円、所得中央値800万円という結果が出ており、「最近の弁護士は全員低収入」という状況ではありません。Ben54
一方で弁護士数は長期で大きく増えているため、資格だけで仕事が集まりやすかった時代とは条件が変わっています。
AIが普及すると弁護士は稼げなくなりますか?
僕は、AIだけを理由に「弁護士は稼げなくなる」とは考えていません。
資料整理や下調べ、文書作成の補助は効率化しやすくなる一方、依頼者への聞き取り、交渉、戦略判断、説明といった仕事は残ると見ています。
むしろ、定型作業に使っていた時間を減らし、人が責任を持つ部分にどれだけ時間を使えるか。その違いが今後の働き方に出てくるんじゃないかと思っています。
ふにお











コメントを残す