ふにおです。「フリーランスをやめた人って、その後どうなるんだろう」と検索して、ここに来たんだと思います。
結論から言うと、フリーランスをやめても人生が失敗になるわけではなく、会社員へ戻る、副業に縮小する、別の仕事へ移るなど、その後の道は複数あります。
ただ、収入が安定する代わりに自由が減るなど、辞めればすべて解決するわけでもありません。大事なのは「フリーランスを続けるか」より、何が自分を消耗させているのかを分けて考えることだと思っています。
フリーランスをやめた人の現実は?辞めるのは失敗なのか
僕は昔、「一度自分で稼ぐ側に行ったら、会社員に戻るのは負けだ」と思っていました。今振り返ると、その考えに自分で首輪をつけていたようなものです。
フリーランスをやめた後に起こることは、もっと現実的です。
- 会社員へ戻り、毎月の収入を読みやすくする
- 本業を持ちながら、受託仕事や個人事業を小さく残す
- 今までとは違う職種へ転職する
- 受託をやめ、自分の商品や別の事業へ切り替える
- いったん仕事量を落とし、生活や体調を立て直す
つまり、「フリーランスをやめる=すべてを捨てる」ではありません。
会社員に戻れば、給与の金額や入金日がある程度読みやすくなります。税金や社会保険の手続きも勤務先が扱う部分が増えるので、一人で抱えていた事務負担が減る人もいます。
その代わり、勤務時間や勤務地、人間関係、仕事の選び方については自由が減るかもしれません。戻った瞬間に人生がラクになる、という単純な話でもないんです。
ここで興味深いのが、2024年に全国のフリーランス1,000人を対象に行われた調査です。
フリーランスとして働く不安では「収入に波がある・不安定」が38.8%で最も多く、元正社員で独立した人では、会社員時代より収入が減った人が49.9%でした。
一方で、フリーランスという働き方そのものには62.1%が満足と答えています。
僕はこの3つの数字を一緒に見る必要があると思っています。
収入面では厳しくても、自由度や働き方には満足している人がいる。反対に、売上が立っていても「来月も同じだけ入るのか」という不安に耐えられない人もいる。
だから「稼げたらフリーランス向き」「稼げなかったら会社員向き」とは言い切れません。
なお、この調査は現在フリーランスとして働いている人を対象にしたもので、廃業後を追跡した調査ではありません。なので「辞めた人の半分がこうなった」という読み方はできません。
それでも、辞めたくなる背景を見る材料にはなります。
僕自身も、お金だけで働き方を決めようとして何度も失敗しました。「もっと稼げる方法なら苦しくなくなる」と思っていたけど、実際には合わないことを続ければ、報酬が少し増えても毎日が重かったです。
朝起きた瞬間から仕事のことを考え、夜も通知が気になる。自由になるために始めたのに、自分で自分を24時間営業の店にしてしまう。
これ、地味に削られます。
もし今、「辞めたいけど、次に何を選べばいいか分からない」というところまで来ているなら、次の副業を急いで決めるより、いったん選択肢全体を見るほうが僕は安全だと思っています。
ゼロアカはLINE登録だけで利用できる無料の学習サイトで、いきなり稼ぎ方を決めるのではなく、「自分に合った副業の見つけ方」や「怪しい情報の見分け方」から学べます。強引な勧誘はなく、別の働き方も含めて整理したいときの材料にできます。
※ゼロアカCTA※
フリーランスをやめた後はどうなる?収入・再就職・副業継続の現実
僕が「辞めた後」を考えるとき、いちばん大きいのは肩書きより生活の変化だと思っています。名刺に何を書くかより、月末にどんな気持ちで銀行口座を見るかのほうがずっと現実的です。
まず会社員へ戻る場合、変わりやすいのは収入の「高さ」より「予測しやすさ」です。
フリーランスでは、今月売上があっても翌月まで同じ案件が続くとは限りません。取引先の予算変更や契約終了で、一気に仕事が減ることもあります。
会社員になれば、通常は雇用契約に沿って給与が支払われるので、来月のおおよその収入を見通しやすくなります。
僕なら、この差をかなり大きく見ます。
生活費の金額が同じでも、「来月入るか分からない十万円」と「来月も入る見込みがある十万円」では、夜の眠り方まで変わるからです。
ただし、再就職すれば必ず収入が増えるわけではありません。フリーランス時代より給与が下がるケースもありますし、未経験職へ移るなら条件が厳しくなることもあります。
その一方で、フリーランス時代に身につけた経験は残ります。
自分で仕事を探したこと、納期から逆算したこと、取引先と条件を調整したこと、請求まで一人で回したこと。こうした経験は、事業をやめた瞬間に消えるものではありません。
むしろ会社の中に戻ったとき、「この仕事の向こう側で誰がお金を払っているのか」が以前より見えやすくなる人もいると思います。
もう一つ現実的なのが、会社員に戻りながら副業を小さく残す形です。
フリーランスをやめるというと、「開業か廃業か」「独立か会社員か」と白黒で考えがちですが、実際にはその間があります。
本業で生活費を確保しながら、休日や夜に無理のない範囲で仕事を残す。会社の就業規則や本業との競合などは確認する必要がありますが、いきなり収入源を一本に絞らなくてもいいんです。
僕はこの「縮小」という選択肢を昔ほとんど持っていませんでした。
やるなら全力。ダメなら別のものへ全力。
ずっとアクセルか急ブレーキしか使っていない車みたいでした。当然、疲れます。

生活面では、仕事のオンとオフが戻ってくる人もいます。
自宅で働いていると、机を離れても「返信したほうがいいかな」「明日の案件を探さないと」と頭の中だけ営業中になることがあります。勤務時間が決まった仕事へ戻ることで、終業後は仕事から距離を取りやすくなるケースもあります。
もちろん逆もあります。
通勤がつらい、人間関係で消耗する、決められた時間に働くほうが苦しい。そういう人にとっては、収入が多少不安定でもフリーランスの自由のほうが合うかもしれません。
先ほどの調査でも、収入が会社員時代より減った人が約半数いる一方、働き方への満足は6割を超えていました。
僕はここに、フリーランスを考えるときの本質がある気がしています。
お金だけで比較すると見えないものがある。けれど、自由だけを見ても生活は守れない。
だから辞めた後に後悔しないためには、「フリーランスが良いか悪いか」ではなく、自分が何と交換して自由を得ていたのかを見る必要があります。
僕は「続けることが正義」だと思って撤退を遅らせた
僕はここで、自分の経験を盛りたくありません。僕自身は「フリーランスを廃業して会社員へ再就職した当事者」としてこの記事を書いているわけではないです。
僕が持っている一次経験は、副業や事業で撤退する判断を何度も間違えたことです。
現場監督の仕事で心身をすり減らし、失業したあと、「今度こそ自分で稼げるようにならないと」とかなり焦りました。
その焦りから情報商材を買い、結果が出ないと別の教材へ移り、またダメなら別の方法を探す。典型的なノウハウコレクターになりました。
当時の僕には「合わないならやめる」という発想がほとんどありませんでした。
やめたら、それまで払ったお金が無駄になる。
やめたら、自分に根性がないことになる。
やめたら、また普通の生活に戻ってしまう。
そんなことばかり考えていました。
結果が出ていないのに、教材やツールへの支払いだけは増えていきます。それでも僕は「あと少し続ければ取り返せる」と思っていました。
穴の空いたバケツに、もっと勢いよく水を入れていた感じです。
最後は支払いが回らなくなり、自己破産しました。
さらに焦って判断を誤り、危ない仕事にも手を出しました。そこまで行ってようやく、「続けること自体を目的にしていた」と気づきました。
これ、ほんとに遠回りでした。
だから今の僕は、「途中でやめること」より「何も検証せず続けること」を怖いと思っています。
一度始めた仕事をやめると、それまで使った時間やお金まで失うように感じます。でも、過去に使った時間は、明日もう一年続けても戻ってきません。
フリーランスでも同じだと思っています。
「独立したと周りに言ったから戻れない」
「会社員に戻ったら失敗したと思われそう」
「ここまで続けたんだから、もう少し耐えたい」
こういう理由だけで続け始めたら、一度止まっていい。
ただし、しんどいから即廃業、という話でもありません。
仕事そのものが嫌なのか。
収入の波が嫌なのか。
営業が嫌なのか。
一人で全部管理するのが嫌なのか。
ここを分けると、答えが変わります。
たとえば仕事内容は好きなのに営業だけが苦しいなら、案件の取り方を変える余地があります。売上はあるのに仕事量が多すぎるなら、単価や受注量を見直す手もあります。
逆に、仕事をしていない時間まで不安が続き、生活費の見通しも立たず、その状態が長く続いているなら、「もっと根性を出す」以外の道を考えていいと思っています。
僕は根性で選択肢を減らして失敗しました。
今は、続けることより撤退しても次を選べる状態を残しておくことのほうを大事にしています。
個人事業主を辞める理由は?廃業前に何を確認すればいいのか
僕なら「もう限界だから全部やめよう」と感じたときほど、その場で結論を出さず、しんどさを紙に書きます。頭の中だけで考えると、不安が全部ひとつの大きな塊に見えるからです。
まず整理したいのは、「フリーランスをやめること」と「個人事業を廃業すること」は同じではない、という点です。
一般にフリーランスは働き方を表す言葉で、個人事業主は法人を設立せず、個人として事業を営んでいる事業者を指します。
受託の仕事をやめても別の個人事業を続ける人はいますし、会社員として働きながら副業の事業を残す形もあり得ます。
なので、「案件を全部やめる」と「税務上も事業を廃止する」は分けて考えたほうが混乱しません。
僕なら、辞める前に次の5つを見ます。
- 収入:数か月単位で生活費をまかなえる見通しがあるか
- 依存:一社との契約が終わるだけで生活が止まらないか
- 時間:営業や事務まで含めた時間が重すぎないか
- 体調:休んでも疲れが抜けず、生活全体を仕事が侵食していないか
- 次の道:会社員、副業への縮小、別事業など代替案があるか
全部悪いから廃業、全部良いから継続、という機械的な判定にはしません。
たとえば仕事内容には満足しているのに一社依存だけが怖いなら、すぐ廃業するより取引先を増やすほうが先かもしれません。
逆に、収入、体調、生活の余裕が同時に崩れているのに、「独立したから」という理由だけで踏ん張っているなら、僕はかなり慎重になります。
制度面でも、フリーランスの働き方は「全部自己責任」で片づけられるものではありません。
2024年11月1日にフリーランス法が施行され、公正取引委員会の案内では、発注時の取引条件を原則として書面やメールなどで明示することが求められています。一定の継続的な業務委託では、受領拒否や報酬の不当な減額なども禁止されています。
これは、発注側と受注側の力関係に差が生まれる場面があるからこそ整えられたルールです。
ただ、法律ができても収入が固定されるわけではありません。案件が途切れたときの生活まで制度が代わりに支えてくれるわけでもない。
契約上の守りと、自分がその働き方を続けられるかは、別に考える必要があります。

実際に個人事業を廃業するなら、最後の事務もあります。
国税庁の現行案内では、「個人事業の開業・廃業等届出書」は、事業を廃止した年分の所得税の確定申告期限までに提出する扱いになっています。
以前の情報をもとに「廃業から1か月以内」と書かれているページも残っているので、実際に手続きするときはその時点の公式案内を確認したほうが安全です。
青色申告を取りやめる場合や、消費税に関する届出が必要な状態なら、廃業届とは別の手続きが関係することもあります。
そして廃業届を出しても、未回収の売掛金や残っている契約、最終年の確定申告まで消えるわけではありません。
僕はここを「廃業届を出した日=全部終了」と考えないほうがいいと思っています。
仕事を閉じるときも、次の生活を始めるための作業が残ります。
そのうえで、完全に辞めるか迷うなら、「いったん会社員に戻して副業だけ残す」「受注量を半分にする」といった中間地点もあります。
僕は昔、この中間地点を作れませんでした。
0か100かで考えると、100が苦しくなった瞬間に0へ落ちます。最初から40や60を選べると知っていれば、もっと穏やかに方向転換できたと思っています。
まとめ|フリーランスをやめた後も、選択肢は残る
僕は何度も、「ここでやめたら全部無駄になる」と思って遠回りしました。でも今は、やめるかどうかより、次を選べる余力が残っているかを見るほうが大事だと思っています。
フリーランスをやめた後は、会社員へ戻る人もいれば、副業だけ残す人、別の仕事へ移る人もいます。
収入の予測はしやすくなっても自由が減るかもしれない。逆にフリーランスを続ければ自由は残っても、収入の波や営業の負担も残ります。
どちらにも交換条件があります。
僕が失敗したのは、自分に合うかを確かめる前に「この方法で成功しなきゃ」と決めてしまったことでした。
教材を買ってから自分を合わせる。手法を決めてから我慢する。ずっと順番が逆だったんです。
次に何か始めるなら、僕はまず「何をやるか」より「どう選ぶか」を先に見ます。
ゼロアカも、LINE登録だけで無料で利用でき、最初に自分に合う副業の見つけ方や怪しい情報の見分け方から入る形です。僕自身もこの記事で紹介しているので、「ふにおが言うから」ではなく、中身を自分で見て判断してほしいと思っています。
※ゼロアカCTA※
フリーランスを続けることも、やめることも、それ自体が勝ち負けではありません。
仕事そのものが嫌なのか、収入の波が苦しいのか、一人で全部抱えることに疲れたのか。そこが分かれば、「廃業」以外の修正案が見えることもあります。
反対に、何を変えても生活が削られ続けるなら、戻ることを恥ずかしがる必要もないと思っています。
僕は選び直すのが遅くて、大きく失敗しました。
だから今は、一度決めた道を守ることより、状況に合わせて選び直せることのほうを信用しています。
よくある質問
僕自身、撤退を考えていた頃は、手続きより先に「辞めたら逃げなのか」が気になっていました。最後に、フリーランスをやめるときに出やすい疑問だけ整理します。
フリーランスをやめるのは逃げですか?
僕はそうは思っていません。
売上、体調、生活、将来の見通しを見て働き方を変えるのは、仕事を続けるための判断でもあります。
ただ、「今日はつらかったから全部やめる」と即決するより、仕事内容、収入の波、営業、事務など、何が苦しいのかを分けたほうが後悔は減らしやすいと思っています。
フリーランスをやめて会社員に戻ると後悔しますか?
人によります。
毎月の収入や生活リズムを優先したい人には会社員が合うことがありますし、時間や仕事を自分で決める自由を強く求める人は窮屈に感じるかもしれません。
「どちらが上か」より、「自分は何を失うと一番つらいか」で比べるほうが現実的です。
一度個人事業を廃業したら、もう再開できませんか?
再び事業を始めること自体は可能です。
再開するときには、その時点の状況に応じて開業に関する届出や、青色申告を利用する場合の手続きなどを確認する必要があります。
廃業は「二度と戻れない扉」ではありません。僕は、人生の方向を変えるための一つの手続きとして考えるほうが自然だと思っています。










