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社労士は稼げない・食えない?独立失敗や「意味ない・やめとけ」の実態

社労士の参考書とノートを前に、資格取得後の働き方を静かに考えている30代男性

ふにおです。「社労士は稼げない、食えないって本当?」と検索して、ここに来たんだと思います。

結論から言うと、社労士は食えない資格ではありません。ただ、難関資格に受かっただけで安定収入までついてくる資格でもありません。

とくに独立は、法律の知識だけでなく、顧客を見つけ、信頼を積み、事務所を続ける力まで必要です。「意味ない」「やめとけ」という声は、資格の価値と独立経営の難しさが混ざったときに強くなるんだと思っています。

社労士は稼げない・食えない?僕は「独立の最初がかなり別物」だと見ています

僕も最初は、「あれだけ難しい試験に受かるなら、その先はかなり安定するんじゃないか」と思っていました。資格って、苦労した分だけ人生を守ってくれる鎧みたいに見えるんですよね。

でも、社労士を調べるほど、その考え方だけでは足りないと感じました。

社労士には、企業や社労士事務所などで働く道と、自分で事務所を構える道があります。同じ資格でも、前者は基本的に給与を受け取る働き方で、後者は売上を自分でつくる事業です。

この差はかなり大きいです。

勤務先で資格を活かすなら、「社労士資格を取った翌月から自力で顧客を集められないと生活できない」という話にはなりません。人事や労務の経験を積みながら、資格を仕事の幅につなげていく道もあります。

一方、独立すると話が変わります。

2024年度に行われた全国規模の社労士実態調査では、開業社労士事務所の年間売上の中央値は550万円でした。しかも開業5年未満に限ると、年間売上の中央値は135万円です。ここで見ているのは「手取り年収」ではなく、あくまで事務所の売上です。

僕はこの数字を見て、「社労士は稼げない」と切り捨てるより、独立初期は資格の難しさとは別の壁があると読むほうが自然だと思いました。

売上には、そこから事務所運営のための支出が出ていきます。パソコンや業務システム、通信、会費、営業活動、必要なら外注や人件費もかかります。

コンビニのレジに入ったお金が、そのまま店長の給料になるわけではない。それと同じで、売上だけを見て「年収はこのくらい」と置き換えるのは危ないです。

だから、「食えない」という言葉にまったく根拠がないとは思いません。とくに独立したばかりの時期には、生活費を別で確保しながら顧客を増やすことも考えないといけません。

ただし逆も同じです。

開業年数が長くなるほど、同じ調査では売上の中央値が上がる傾向も出ています。つまり「資格を取っても誰も稼げない」のではなく、顧客と経験を積むまでの時間をどう乗り切るかで差が出やすい仕事だと僕は受け取りました。

ここは、僕が社労士の「食えない論」を考えるうえで一番大事だと思ったところです。

検索すると「社労士は年収が高い」「独立すれば稼げる」といった話と、「仕事がない」「意味ない」という話が両方出てきます。でも、開業して間もない人と、何年も顧問先を積み上げた人を同じ箱に入れたら、話が噛み合わないのは当然なんですよね。

資格の優劣というより、どの時点の社労士を見ているのかで景色が変わります。

ここまで読んで、「じゃあ自分は社労士に進むべきなのか、それとも別の道を見たほうがいいのか」と迷ったなら、資格学校を決める前に一度だけ視野を広げてみてもいいと思います。

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なぜ社労士の独立は失敗しやすいのか?僕は「試験の外側」で差がつくと思っています

僕が一番怖いと思ったのは、試験に合格する力と、仕事を取って事務所を続ける力がほとんど別競技だということでした。

運転免許を取った瞬間に、雪道も渋滞も長距離運転も全部うまくなるわけじゃない。資格も、それに少し似ている気がします。

2025年度の第57回社会保険労務士試験は、受験者43,421人のうち合格者2,376人、合格率は5.5%でした。厚生労働省の発表では、試験合格後も、原則として労働社会保険諸法令に関する実務経験が通算2年以上あるか、指定講習を修了するなどして名簿登録を受ける必要があります。

ここまでハードルが高いと、「取れば仕事には困らないだろ」と期待したくなる気持ちは分かります。

僕も昔なら確実にそう考えていました。苦労したものほど、大きな見返りがあってほしいからです。

でも、独立後に必要になるのは試験問題の正解だけではありません。

  • 最初の顧客にどうやって知ってもらうか
  • 他の事務所ではなく自分を選ぶ理由をどう作るか
  • 顧問先が少ない時期の生活費をどう持たせるか
  • 手続き以外の労務相談にどう向き合うか
  • 法改正や制度変更をどう追い続けるか
  • 営業や発信を苦痛なく続けられるか

試験なら「正しい答え」が用意されています。

でも、「今月どうやって一社と出会うか」には答えが一つじゃありません。ここで急に、資格取得者から事業者に役割が変わる。僕はこの切り替わりを軽く見ないほうがいいと思っています。

社労士には、労働・社会保険に関する申請書類などの作成や提出代行、労務管理、社会保険に関する相談や指導といった専門業務があります。だから、資格そのものに仕事がないわけではありません。

ただ、「仕事が存在する」と「自分に仕事が来る」は別です。

魚がいる海でも、竿を出さなければ釣れない。独立社労士にとっての営業や紹介、人脈、情報発信は、たぶんその「竿」に近いんだと思います。

さらに、単発の依頼を一件受けることと、毎月安定して相談してもらえる関係をつくることも同じではありません。

「一度仕事を取れたから安心」ではなく、その会社から次も相談してもらえるか、別の会社を紹介してもらえるか。独立すると、資格の知識だけでは見えなかった地味な積み重ねが、そのまま事務所の土台になるんだと思います。

僕は副業で、この「一回できた」と「続けて収入になる」を何度も混同しました。

一度だけ結果が出ると、「これでいける」と気持ちが大きくなる。でも翌月にはゼロに戻る。蛇口から水が出たと思ったら、コップ一杯で止まる感じです。

社労士の独立でも、資格を取った瞬間より、そのあと仕事が続く仕組みをどう作るかを見る必要があるんじゃないかと思っています。

また、今は電子申請やクラウド型の労務管理ツールで、定型的な事務を効率化しやすくなっています。僕は「AIで社労士がなくなる」とまでは思いません。

むしろ、単純な処理が速くなるほど、会社ごとに事情が違う相談を聞く力、制度を分かりやすく説明する力、経営者や担当者と長く関係を築く力の比重が上がるんじゃないかと見ています。

資格を取ったあとも学び続け、人と話し、仕事を取りにいく。

そこまで含めて「社労士になる」と考えると、「思っていたのと違った」という失敗は少し減らせる気がします。

※画像はAIによるイメージ

僕は「何か一つ手に入れれば救われる」と思って、全部遠回りしました

僕が「難関資格なのに食えない」という言葉に妙に引っかかるのは、社労士に詳しいからというより、何か一つ手に入れれば人生がひっくり返ると思っていた自分を思い出すからです。

僕は社労士として独立した経験はありません。そこは盛れません。

ただ、副業ではかなり遠回りしました。

現場監督の仕事で心身をすり減らして辞めたあと、「会社に依存しない収入がほしい」と焦りました。あのころは、今いる場所から逃げられるなら、手段は何でもよかったんだと思います。

教材を買って、少しやって、結果が出ないと別の教材へ行く。

「今度こそ」と思ってまた買う。

机の上にはノウハウが増えるのに、生活は変わらない。冷蔵庫にレシピ本だけ増えて、何も作っていないような状態でした。

そのうち、借金とリボ払いが回らなくなって、自己破産までしました。

情けなかったです。

「自分は何をやってるんだ」と思いました。でも当時の僕は、失敗を取り返したくて、さらに強い言葉や派手な話に引っ張られていました。

焦って危ない仕事にも手を出し、痛い目を見ました。

だから今は、「社労士なら人生が変わる」とも、「社労士なんて意味ない」とも簡単には言いたくありません。どっちも、僕が昔飛びついていた強い言葉と同じ匂いがするからです。

僕が当時まったく見ていなかったのは、その手段を選んだあとの「普通の一日」でした。

社労士なら、試験に受かった先で何をするのか。

顧客の相談を聞くのか。書類を扱うのか。制度改正を追うのか。独立するなら営業するのか。仕事が少ない月に、不安を抱えながら動き続けられるのか。

そこまで想像して、それでもやりたいと思えるか。

僕はここを飛ばしていました。

「先生と呼ばれる資格」「独立できる資格」「会社に縛られにくくなる資格」。そういう看板ばかり見て、その裏側にある地味な日常を見ていなかったんです。

資格って、魔法の鍵ではないんですよね。

むしろ鍵を手に入れたあと、どの扉を開けるかを自分で決める道具なんだと思います。

これは社労士に限りません。

ブログでも物販でも投資でも、「これなら変われる」と思って飛びついた瞬間は気持ちが軽くなります。でも、自分に合わなければ、数週間後にはまた同じ場所で息切れする。

僕はそれを何度も繰り返しました。

当時の僕は、「続かないのは根性がないからだ」と思っていました。

だから新しい教材を買うたび、今度こそ我慢しよう、もっと頑張ろう、と自分を締め上げていたんです。でも、靴のサイズが合っていないのに走り方だけ直そうとしても、足は痛いままなんですよね。

今は少し考え方が変わりました。

続かなかったときに「自分はダメだ」で終わらせず、そもそも生活や性格に合っていたのかを見る。社労士を考える人にも、合格できるかだけではなく、その先の日常との相性まで見てほしいと思っています。

だから今は、「難しいか」「稼げるか」より先に、「その仕事の普通の日を続けられそうか」を見るようにしています。

地味です。

でも、僕みたいに大きく壊してから気づくより、ずっと安い授業料で済みます。


社労士はやめとけ?僕なら「向いている仕事か」をこの順番で確かめます

僕なら、社労士を目指すかどうかを「年収が高そうだから」だけでは決めません。むしろ、資格を取ったあとの行動が自分に合うかを先に見ます。

ここを間違えると、合格がゴールテープではなく、別のレースのスタート地点だったと後から気づくことになります。

たとえば、僕なら次のように考えます。

  • 労働法や社会保険の制度を、合格後も学び続けられそうか
  • 人の話を聞いて、複雑な事情を整理して説明する仕事が苦痛ではないか
  • 独立するなら、営業や紹介づくりも仕事として受け入れられるか
  • すぐ収入が伸びなくても、経験を積む期間を持てるか
  • 「資格がほしい」より「人事・労務の仕事をしたい」が強いか
  • 独立だけでなく、勤務や転職も同じ土俵で比較できるか

この中で「いや、俺が欲しいのはそこじゃない」と感じるなら、その違和感は大事にしたほうがいいと思っています。

たとえば、会社を辞めたい気持ちが強いだけなら、本当に欲しいのは社労士資格ではないかもしれません。

在宅で働きたい。

人間関係を減らしたい。

収入源を一つ増やしたい。

自分の裁量で働く時間を増やしたい。

このどれかなら、社労士以外にも道はあります。

逆に、人事や総務で働いていて、労務の知識を深めたい人なら、資格との相性はかなり変わります。いきなり独立一本にせず、勤務しながら資格を活かし、実務経験を増やしてから次を考えることもできます。

僕は「独立できる資格だから、独立しないと意味がない」とは思いません。

独立は勲章じゃなくて、働き方の一つです。

勤務社労士として組織の中で専門性を使うほうが落ち着く人もいれば、自分で顧客を増やすことに面白さを感じる人もいる。この二人に同じ「社労士は稼げるか」という質問をしても、たぶん答えは変わります。

ここを年収ランキングだけで決めると、自分が消えます。

僕は昔、「一番儲かりそうなもの」を探して、自分が続けられるかを後回しにしていました。結果、何度もスタート地点へ戻りました。

むしろ、資格を取ったあとにどんな生活を送りたいかで、勤務、転職、独立のどれを選ぶかが変わる。その順番のほうが僕には自然に見えます。

それと、社労士業務を副業としてやりたい人は、「資格を取れば土日だけ自由に受託できる」と簡単には考えないほうがいいです。

実際に社労士として報酬を得て業務を行うには登録が関わりますし、会社員なら勤務先の副業規定なども確認する必要があります。資格取得と「すぐ副業化できるか」は別の話です。

ここは検索で「社労士 副業」とだけ見ると、かなり軽く見えやすいところだと思います。

僕なら、勉強を始める前に「合格したあとの月曜日」を一度想像します。

どこで働いているのか。

誰と話しているのか。

一日の大半を何に使っているのか。

それを想像して少しワクワクするなら、社労士は調べる価値があると思います。逆に、資格証を手にしている自分しか浮かばないなら、もう少し他の働き方と比べてもいいと思っています。

※画像はAIによるイメージ

まとめ|僕は「社労士が稼げない」より、選ぶ順番のほうが怖いです

僕が社労士について調べて出した答えは、派手ではありません。「食えない資格」でも「取れば安泰の資格」でもなく、使い方と働き方で差が大きくなる資格だと思っています。

とくに独立は、試験勉強とは別に、顧客獲得、相談対応、営業、事務所運営が始まります。開業初期の売上が低い人もいる以上、「資格があるから何とかなる」という期待だけで飛び込むのは怖いです。

一方で、社労士には専門業務があり、勤務先で活かす道もあります。だから「やめとけ」という検索候補だけを見て、資格そのものを無価値扱いするのも違うと思っています。

僕が一番後悔しているのは、昔ずっと順番を逆にしていたことです。

手段を決める。教材を買う。走り出す。それから「これは自分に合うはずだ」と理由を探していました。

今なら、先に自分が欲しい生活を言葉にして、そのあとに手段を比べます。

資格を取る前なら、まだ何度でも選び直せます。だから、社労士一本に決め切る前に「自分が何から逃げたいのか」「どんな働き方なら続けられそうか」を整理する時間は、遠回りに見えても無駄じゃないと思っています。

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社労士を目指すのも、いったん保留にするのも、別の道を見るのも間違いではありません。

僕もまだ途中です。

だから「これが正解」とは言えません。ただ、自己破産するほど遠回りした自分に一つだけ言えるなら、難しいものを選ぶ前に、続けられるものを選ぶ。今はそこをいちばん大事にしています。


よくある質問

僕が社労士について調べる中で、とくに「ここを勘違いすると判断を誤りやすい」と感じた疑問を3つだけまとめます。

社労士は本当に食えない資格ですか?

一律に「食えない」とは言えません。

ただ、独立では資格取得と顧客獲得が別問題です。とくに開業初期は売上が低い層もいるため、独立直後から資格一本で生活できる前提にはしないほうが現実的だと思います。

社労士は取っても意味ないのでしょうか?

僕は意味がないとは思っていません。

労働・社会保険分野の専門知識を使う仕事があり、企業や社労士事務所で経験を積む道もあります。ただし、資格を持っているだけで収入が自動的に増えるわけではありません。

社労士で独立するのはやめたほうがいいですか?

独立そのものを否定する必要はないと思います。

ただ僕なら、生活費の余裕、実務経験、顧客を得る方法、営業や相談業務との相性まで確認してから決めます。「独立できる資格」と「独立に向いている人」は同じではありません。

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